日本における世帯数の一割以上が、マンション生活をおくる時代となりました。
ただ、マンションが社会で一般的に認知されるようになってからの歴史が浅いため、マンション管理の実務現場から法整備の不十分さが指摘されています。
今後においても、少子高齢化等の社会的要因による影響から、既存のマンションを取巻く環境が、以前とは比較にならないほど複雑な様相を呈しており、マンション関連法で想定されていない問題に対応できる法律環境の整備が求められている状態にあります。
そこで、「マンション管理」における諸問題を法律的観点から論理的に検証していくことを目的に、「マンション問題」を研究する学識者・弁護士と、マンション管理実務に精通している実務経験者が情報交流を行ない、マンション問題についての「法」のあり方を研究テーマに活動してまいります。
上記研究活動を通じ得られた研究成果は、出版・刊行物の発行や講演活動、また当ホームページ等を含めたインターネット媒体を通じ、広く社会に対して発信してまいります。
平成22年11月
マンション実務法学会